製造キャパシティーが充分でかつ製造リードタイムが非常に短いとの条件下であれば、受注生産方式でマーケット要望に対応できると言われています。しかし、これには前提条件=制約があり、製造キャパシティーは無限、リードタイムは限りなくゼロである事が必要です。即ち、今日1個の受注、明日は1,000個の受注でも消化できる限りない生産フレキシビリティーがあり、尚かつ、現仕掛中製品と異なる仕様のより急ぐ「後から来た」緊急注文にさえも、耐えうる非常に短いリードタイムが必要となります。これを、多種少量化し秒進分歩で変化する市場に限られた棚卸勘定の中で対応するのは困難を極めます。
  市場に応えるのは当然ですが、作る側のみにカイゼンを求めるのでなく、知恵とITによって「平準化生産・短納期・フレキシビリティー」の相互に矛盾する要素の最適解を求め、市場と工場の間に「架け橋」を創ることは出来ないだろうか。市場に我慢、製造に無理強いするのでなく、取り巻く人が「私も行きたい工場」は創れないだろうか。この発想から創り上げられたのが、『Virtual Booking生産システム』であります。既に幾つかの企業で効果を発揮しております。



受注と製品・生産枠との関係を仮想引当し、1件の変更(受注/仕様・納期)があるごとに、最適な引当関係を導き出す。

オーダーと生産をパラレルに処理し、 その間にある論理関係の最適解を仮想空間で維持すれば、対市場反応リードタイムをゼロにできる。(対市場リードタイムの短縮)

未来納期の確定受注と予想受注をバッファ(一時的にデータをコンピューターに保存する記憶装置)として使えば、平準化生産は実現可能である。






 


 
   
生産システムの変革により、刻々と変化する市場に迅速に対応可能に。それに伴い在庫減と同時に売上増を実現する。


<クライアント例>
ベバスト ジャパン株式会社

株式会社ヤマトコフイン